環境デッキの確率のあれこれ

環境テーマを確率の観点から考察をしていきたいと思います。参考にするデッキは一般的にテンプレートとされるデッキを用います。採用札を1枚でも変えるだけで求まる確率は変わるので1つの目安としてご覧頂けると嬉しいです !!

全テーマの結果だけを知りたい方はまとめの方だけでもご覧ください!

不知火

妖刀の墓地シンクロ効果によってモンスターアドを確保しつつ、罠による妨害を構える罠ビートデッキ。不知火の初動と一般的に用いられているスキル、レベル上昇とレベルコピーの発動条件の確率を示していきます。

以下の構築を参考にして確率を算出しました。

不知火

初めに、不知火の一番最も安定して強い組み合わせである

物部 or 隠者 or 牛頭鬼(星4下級モンスター)が1枚以上 + 2妨害以上 の盤面を作れる確率を示すと、

先攻 : 63.57 % 後攻 : 81.94%

となる。これは、先攻で約5回の内3回、後攻では約5回の内に4回起こる。

次に、不知火のような罠ビートデッキは手札がモンスターだけまたは妨害カードだけになってしまう(要素が分離する)のが特に弱いので、そうならないパターンである下級モンスター + 罠がそれぞれ1枚以上である確率を示すと、

 先攻 : 90.58 %  後攻 : 96.20% 

となる。この結果から余事象である要素が分離してしまう条件は先攻で約10回の内1回、後攻では約25回の内の1回起こる。

そして、不知火で一般的に使われているスキルレベル上昇、レベルコピーを自ターンの1ターン目で使える確率を求める。このパターンの手札の要求値としては物部 + 星4モンスターとなる。(レベル上昇であれば、手札の妖刀を参照する事も出来るが今回はその場合を除いた)

以上の条件の確率を示すと以下のようになります。(左の確率は物部を1枚以上素引きする確率に対して右の確率は物部を引きつつレベル上昇またはレベルコピーが出来る確率となってます)

先攻 : 物部入りの確率 50.87 %

        → レベル上昇orレベルコピー 33.16 %

後攻 : 物部入りの確率 60.08 %  

        → レベル上昇orレベルコピー 46.25 %

これは、先攻で約3回の内1回成功し、後攻では約2回の内1回成功出来る確率となります。

以上が不知火の確率的解釈になります。他の環境テーマと比べても安定して強い盤面を作れたり、デッキ自体に含まれるモンスターの数が少なくて良い事から不純物を多く詰めるのが強さだと自分は思います。

ES召喚獣

アレイスターによるモンスターアドのループをしつつ、エレメントセイバー + 罠の妨害を構える罠ビートデッキ。ES召喚獣においてはデッキの自由度が高く、テンプレート構築がデッキの枚数によって大きく変わるで、20枚構築(ガリメント)、25枚構築(ポチャメント)、30枚構築(デブメント)を確率的側面でそれぞれのメリット、デメリット考察をしたいと思う。

以下の構築を参考にして確率を算出しました。

ガリメント

ポチャメント

デブメント

初めにそれぞれのタイプの戦い方をまとめたいと思います。

ガリメントにおいては、デッキの枚数が薄いがためにアレイスターまたは正殿のアクセスが速い事から早めにモンスターによる圧力をかける事が出来るハイデッキ。

デブメントにおいては、相手にデッキ切れの圧力をかけながら罠のリソースの多さで戦うローデッキ。

そして、両方のバランスをとったのがポチャメントであるという認識である。

いづれもそれぞれの強さがあると思うので、確率的側面でそれぞれのメリットとデメリットを考えていく。

初めに、アレイスター or 正殿の素引きをする確率を示すと

20枚 先攻 : 50.87 %  後攻 : 60.08 %

25枚 先攻 : 42.17 %  後攻 : 50.43 %

30枚 先攻 : 35.96 %  後攻 : 43.34 %

となる。この結果から分かるように、ES召喚獣で最も重要なカードであるアレイスターと正殿を引く確率の振れ幅としては約16%前後ある事が分かる。

ここで、アレイスターを素引きする確率の補足として融合準備またはスキルがDドローであった場合の紅蓮の指名者は1ターン遅くなるがアレイスターの代わりとして考慮出来るので、

以上のカードを採用する事による確率の上昇値を求めた結果、25枚構築に対して1枚入れるだけでアレイスターを素引きする確率は 先攻 : 52.68 % 後攻 : 61.69% と 20枚構築とさほど変わらなくなる。

また、同様に30枚構築に対しては2枚入れるだけでアレイスターを素引きする確率は 先攻 : 53.84 % 後攻 : 62.71 % とこれも20枚構築とさほど変わらない結果となる。

次に、嫌な気持ちにしてしまう召喚魔術を2枚とも素引きしてしまう確率を示すと、

20枚 先攻 : 3.15 %  後攻 : 5.26 %

25枚 先攻 : 2.00 % 後攻 : 3.33 %

30枚 先攻 : 1.37 % 後攻 : 2.29 %

となる。これから、デッキの枚数で確率の振れ幅は約2%~3%である事が分かる。

最後に、罠ビデッキの特徴としての2妨害以上を構えられる確率を求める。モーレフによる妨害も1妨害とカウントして2妨害以上構えられるのは以下のパターンである。

① 妨害カードが2枚以上

② 正殿 + 妨害カードが1枚以上

③ モーレフ + ESモンスター + 妨害カードが1枚以上

以上のパターンの重複する部分を取り除いた確率の合計値を示すと、

20枚 先攻 : 64.47% 後攻 : 80.08%

25枚 先攻 : 75.84% 後攻 : 88.68%

30枚 先攻 : 78.31% 後攻 : 90.27%

これから、2妨害以上構えられる確率の振れ幅は約10%~14% である事が分かる。

以上がES召喚獣の確率的解釈となります。デッキの枚数によって、確率的に強みが全く違うので好みや環境的に強い方を選択するのが得策だと自分は思います !

水晶機巧

デッキ内のリソースの多さと相手ターンによるシンクロで妨害をしカウンターを狙うシャカシャカデッキ。今回は海水晶のみでの確率を考えていきます。

示していく確率としては、理想盤面のチューナー + 城塞クジラと初ターンでサルファフナーを絡ませる動きの確率です。

以下の構築を参考にして確率を算出しました。

海水晶

初めに、海水晶での理想盤面である クジラ + チューナー を構えられる確率を考えます。手札の組み合わせは以下となります。

①ウンディーネ + サルファフナー + 水晶カード

②ウンディーネ + 水晶カード + 城塞くじら

③サルファフナー + シストバーン + 城塞くじら

④サルファフナー + 水晶カード(シストバーン以外) + 水晶モンスター(シストバーン以外) + 城塞くじら

以上のパターンからジェネクスコントローラーが手札にダブついてウンディーネの効果が発動出来ない場合と重複する部分を取り除いて確率の合計値を求めると、

 先攻 : 14.58 % 後攻 : 25.81

となる。これは、先行で約7回に1回、後攻では約4回に1回成功する確率です。

次に、初ターンでサルファフナーを絡める動きが出来る確率を考える。手札の組み合わせは以下となります。

① ウンディーネ or リサイクラー + 水晶カード

② サルファフナー + 水晶カード(サルファフナー以外)

以上のパターンからジェネクスコントローラーが手札にダブついてウンディーネの効果が発動出来ない場合と重複する部分を取り除いて確率の合計値を求めると、

先攻 : 73.63 % 後攻 : 83.48 %

となる。これは先攻で約4回の内3回、後攻で約5回の内4回出来る事となる。

以上が海水晶の確率的解釈となります。海水晶のギミックとしてウンディーネの採用がしやすい事から確率的に環境テーマの中でも最も安定しているテーマだと自分は思います。

BF

ネクロバレーによって相手に墓地リソースを使わなくさせたり、後攻時による圧倒的なワンキル力で制圧していくビートデッキ。

示していく確率としては、ネクロバレーを張れる確率とシムーン入り出来る確率です。

以下の構築を参考にして確率を算出しました。

初めに、ネクロバレーを張れる確率を示していきます。手札のパターンとしては以下となります。

① ネクロバレーの素引き

② 星4下級モンスター + 星3モンスター or 黒い旋風

以上のパターンの重複する部分を取り除いた確率の合計値を求めると、

先攻 : 66.02 % 後攻 : 79.14 %

これから、先攻時では約3回の内2回 後攻では約5回の内4回ネクロバレーを張る事が出来る。

次に、シムーン入り出来るパターンの手札である シムーン + BFモンスターを求める。この時、後攻時のみ手札がシムーン + 黒い旋風 × 3 となる事象を引いて確率を求めると

先攻 47.40 %  後攻 : 58.44 %

となり、後攻時をメインに考えると約5回の内3回行える。

以上がBFの確率的解釈となります。BFの形として山BF、狩場BFのみになりつつあるのはネクロバレーの建設率が圧倒的に高いというのがあると思います。

HERO

ファリス,エアーマンによる大量展開、インクリース,マスクチェンジによるエスケープも可能なビートデッキ。

初動としてのファリス、エアーマン入りが出来る確率をヴァイオンが1枚か2枚かで確率的にどのくらいの差があるか示していきます。また、事故率を軽減する事が可能な融合の使い手、カモン、スリカエがどのくらい軽減するかも示していきます。

以下の構築を参考に算出しました。

HERO

初めに、Heroの最も安定した初動の手札の組み合わせとしては

① エアーマーン or ファリス + Heroモンスター 

となります。しかし、この手札に対して以下の手札ではHeroの理想とする動きは可能にならないです。

②エアーマン or ファリス + インクリース × 2

③エアーマン or ファリス + ヴァイオン × 2 or ヴァイオン × 1

つまり、以上の②と③の事象を①から引いた場合のHeroの理想とする動きの確率は

ヴァイオン1枚構築  先攻 : 59.27 %  後攻 : 62.39 %

ヴァイオン2枚構築 先攻 : 70.58 % 後攻 : 77.54 %

と確率的に約10%~15%違ってくる事が分かる。

次に、Heroのスキルとして、スリカエ(戻したカードが同じじゃない場合)、融合の使い手、カモンを選択した場合による後攻での②と③の事象がどのくらいの確率で減るのか示したいと思う。

スキルを誘発するためにはコズミックサイクロンの素引きを考慮すると②と③のパターンは以下のようになります。

④エアーマン or ファリス + インクリース × 2 + コズミックサイクロン

⑤エアーマン or ファリス + ヴァイオン × 2 or ヴァイオン × 1+ コズミックサイクロン

と以上の確率を求めるとヴァイオン2枚構築であった場合、後攻で約2%事故率を軽減する事が出来る。そして、1枚構築だと約8%軽減する事になり上記の確率に対して後攻のみに焦点を当てると、

ヴァイオン1枚構築  後攻 : 70.47 %

ヴァイオン2枚構築  後攻 : 79.54 %

となり、両者とも70%超える値となる。

以上がHEROの確率的解釈となります。ヴァイオンが1枚か2枚かで安定度の振れ幅は大きいですが、リミット2のパワーカードを入れるメリットの選択肢が増えます。なので、安定を取るかパワカを入れるかは好みによって変えるべきだと思います。

ブラック・マジシャン

陣ナビゲートによる圧倒的な制圧をするコントロールデッキ。

ブラックマジシャンにおいては、おはよう陣ナビゲ(先攻)、こんばんは陣ナビゲ(後攻)の確率を求めていきたいと思う。

以下の構築を参考に算出しました。

ブラック・マジシャン

陣ナビゲートの発動が可能となる手札のパターンは以下となります。

① ロッド + 陣 + イリュージョン or ナビゲ or ブラマジ 

② ロッド + 陣 → ブラマジ(イリュージョン) + ナビゲート

③ 陣 + ナビゲ + ブラマジ(ロッドなし)

④ 陣 → ブラマジ or ナビゲ + ナビゲ or ブラマジ (ロッドなし)

⑤ ロッド + ナビゲ + イリュージョン or ブラマジ

⑥ ロッド → 陣 → {ブラマジ(イリュージョン) or 陣 → ナビゲ} + ナビゲ or ブラマジ(イリュージョン)

以上のパターンの重複する部分を取り除いた確率の合計値を求めると、

 先攻 : 53.25 % 後攻 : 69.73 %

となり、先攻で約2回の内1回、後攻で約10回の内7回決まる。

以上がブラック・マジシャンの確率的解釈となります。環境テーマと比べて確率的に安定度は落ちますがブラックマジシャンを扱う上では陣ナビゲートが出来ない場合での構築的アプローチやプレイングが重要だと自分は思います。

サイバードラゴン

オーバフローによる圧倒的な破壊による制圧、融合体による連続攻撃でのワンキルを狙うビートデッキ。

サイバードラゴンにおいては、オーバフローを構えれる確率や後攻時融合体が出せる確率を示していきます。また、ライフを払うカードが誘発出来た場合の以上の確率の上昇値も求めます。

以下の構築を参考にして算出しました。

サイバードラゴン

初めに、オーバフローによる妨害が確実に行えるパターンは以下のようになります。

① コアの素引き

② フロー + サイバーモンスター or サイバネッティク・サポート

以上のパターンの重複する部分を取り除いた確率の合計値を求めると、

先攻 : 71.72 % 後攻 : 82.79 %

また、後攻時のみライフを払うスキルを使えた場合のパターン

③ コズミック・サイクロン or 深淵の宣告者 + フロー

以上のパターンを後攻時のみ①と②の事象が重複する部分を取り除いた確率の合計値を求めると、

後攻 : 88.69 %

となり、後攻時約10回の内9回構えられる。

次に、後攻で融合体を確実に特殊召喚出来る手札のパターンを求めると、

④ コア + フィーア or サイバードラゴン or サイバネッティク・サポートのいづれかが1枚以上

⑤ フィーア or サイバードラゴンのいづれかが2枚以上 + 融合 

⑥ サイバネッティク + 融合

以上のパターンの重複する部分を取り除いた確率の合計値を求めると、

後攻 : 59.01%

そして、ライフを払うカードであるコズミックサイクロンまたは深淵の宣告者が発動出来た場合でのパターンは以下となります。

⑦ コア + コズミックサイクロン or 深淵の宣告者のいづれか1枚以上

⑧ フィーア or サイバードラゴン or コズミックサイクロン or 深淵の宣告者のいづれか2枚以上 + 融合

以上のパターンを①から③のパターンと重複せず確率を求めると、

後攻 : 80.75 %

となる。これより、スキル込みで後攻時 約5回の内4回特殊召喚が可能となる。

以上がサイバードラゴンの確率的解釈となります。確率的に破壊系のカードに頼ってる事からオーバフローが効きずらいテーマに対して有効な札であるエネミーコントローラーの使用率が最近高くなってるのではないかと自分は思います。

霊獣

カンナホークによる圧倒的手札アド、ペトルフィンによるバウンス、アペライオによるビートをするオタクデッキ。霊獣の初動の確率を示していきたいと思います。

以下の構築を参考にして算出しました。

霊獣

霊獣の初動としては以下の3パターンがあります。

① ウィンダの素引き

② 長老 + 霊獣モンスター

③ カンナ + 誓還 + 霊獣モンスター

以上のパターンの重複する部分を取り除いた確率の合計値を求めると、

先攻 :70.40 % 後攻 : 81.46 %

となる。先攻では約10回の内7回、後攻では5回の内4回の確率で初動を担保している。

以上が霊獣の確率的解釈となります。霊獣デッキの特徴としてモンスターを2体並べる必要性がある事からモンスターを守る最強の手札誘発クリボールの使用率が高いと自分は思います。

まとめ

まとめでは、各テーマのエースモンスターを添えて1つのグラフにしました 。

不知火

ES召喚獣

海水晶

BF

HERO

ブラックマジシャン

サイバードラゴン

霊獣

以上が環境テーマの重要とされる確率です。この結果から環境テーマの1つの共通点として、先攻でデッキ自体がしたい事の確率は70%前後は必要である事が分かります。つまり、デッキを作る上で先攻約70%は1つの指標になります。

最後に、確率好きとして今回のブログの内容が参考になればとても幸いです !

ブログ内での計算値が間違ってたり、付け加えて欲しい確率が御座いましたら追記として修正させていただくのでツイッターのDMでお待ちしてます。

Cooper

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